この記事では、Mustang GTX50についてレビューします。
Fender Mustang GTX50ってどうなの?
デジタルアンプって音がいいんかな?
今回は、こんな疑問にお答えします。
- 僕がFender Mustang GTX50を選んだ理由
- 幅広い音楽スタイルに対応できるアンプだから
- 自宅でもステージでも使えるから
- 操作が普通のアンプと一緒で簡単だから
- 同じ出力のアンプに比べると軽量だから
- 実際にMustang GTX50を使った感想
- 音作りは簡単で直感的、クラウドからのダウンロードもできる
- ライブやコンサートでPAとの接続も簡単
- 広い会場から狭いステージまで汎用性が高い
- Mustang GTX50のメリット3つ
- 初心者でも、プロの設定をダウンロードできる
- Bluetooth対応で、音楽を流しながら練習ができる
- USB出力があるので、録音も簡単にできる
- Mustang GTXのデメリット2つ
- Bluetoothで簡単に繋がってしまうのでスマホから予期せず音が出る
- 別売りのフットスイッチを買った方がより使いやすい
この記事を書く僕は、Fender Mustang GTX50の使用歴3年以上です。
2020年6月に購入しました。
『Sound HouseでもAmazonでもレビューが少なくて購入を悩んでいる・・・』『そもそもデジタルアンプってどうなの?』という方も多いと思います。
そこで、僕がFender Mustang GTX50を選んだ理由や、購入から3年以上使ってみた使用感、バンドで演奏してみた感想も含めてシェアしていきます!
目次
Fender Mustang GTXシリーズを購入した5つの理由
僕が、Fender Mustang GTX50を選んだ理由は、以下の5つです。
- 幅広い音楽スタイルに対応できるアンプ
- 自宅でもステージでも使える
- 操作が簡単
- 手で持ち運べる重さ(約8kg)とサイズ、耐久性もある
- 予算5万円程度
それぞれ、具体的に解説します。
理由①幅広い音楽スタイルに対応できる
Fender Mustang GTXシリーズの魅力は、その豊富なモデリングアンプとエフェクターの数にあります。
40種類ものアンプモデルと71種類のエフェクターが用意されており、どんなジャンルの演奏にも幅広く対応できます。
私は普段、教会でギターを演奏しています。(日本では珍しいかもしれませんね。)
教会では、伝統的な讃美歌からロックやジャズ風の音楽まで、様々なジャンルの曲を演奏します。
そのため、ギターアンプを選ぶ際には、いろんなジャンルに対応できることが大切でした。
Fender Mustang GTXシリーズなら、どんなジャンルの音楽にも柔軟に対応できるアンプ数とエフェクターの種類が用意されています。
最適なサウンドを追求するあなたに、Fender Mustang GTXシリーズがおすすめです。
アンプやエフェクターの種類が知りたい方は、以下で見ることができます!
モデリングしているアンプを見てみる
メーカー | モデリングされているアンプ名 |
---|---|
Fender | '57 Champ®︎ '57 Deluxe™ '57 Twin '57 bandmaster '59 Bassman®︎ '61 Deluxe '65 Princeton®︎ '65 Deluxe Reverb®︎ '65 Twin Reverb®︎ '65 Super Reverb®︎ Excelsior Super-Sonic Bassbreaker Acoustasonic Blues Junior Vivro-King |
Roland | JC-120 Jazz Chorus |
Gibson | GA-15RVT |
Marshall | Super Lead JCM800 Silver Jubilee |
Orange | OR120 |
VOX | AC30 |
Mesa/Boogie | Dual Reflecter Mark IIC+MB |
EVH®︎ | 5150Ⅲ |
Friedman | BE-100 |
Bogner | Uberschall |
エフェクターを見てみる
種類 | 種類数 | どんなのがあるの?(代表例) |
---|---|---|
ストンプボックス(歪み系) | 15 | TS808 Tube Screamer(Ibanez) Pro Co RAT Distortion Plus(MXR) DS-1(Boss) Fuzz Face Big Muff Pi (Ram's Headモデル) Fuzz(Mustang GTXのために開発) |
モジュレーション | 13 | アナログコーラス(JC-120 Jazz Chorus) Ring Modulator M117 Flanfer(MXR) Harmonic Tremolo(Fender アンプに内蔵されていたエフェクト) |
ディレイ | 13 | TC2209(TC Electronic) RE-201 Space Echo(Roland) Maestro Echoplex EP-3 |
リバーブ | 14 | '63 Spring(fenderアンプに搭載) '65 Spring(fenderアンプに搭載) |
イコライザー | 7 | Dyna Comp(MXR) M-163 Sustain(MXR) 7バンドイコライザー(Boss) |
フィルター | 9 | Cry Baby(Dunlop) エンベロープフィルター ピッチシフター |
理由②自宅でもステージでも使える
僕が、Fender Mustang GTXシリーズを購入した理由の2つ目に、その使いやすさと汎用性です。
自宅でも使える
Mustang GTXシリーズはヘッドホン対応しているので、夜の遅い時間でもギターの練習や音作りが可能です。
また、Bluetoothに対応しているため、スマートフォンから音楽を流しながらギターを弾くこともできます。
ステージでも使える
Mustang GTX50は50Wの出力を誇り、十分な音量を確保します。
僕の経験ですが、150名以上収容できる大きなホールでも、十分な音量を出すことができました。
また、チューナーもエフェクターもアンプに内蔵されているので、電源は1つでOK。
ステージ上でコンセントの取り合いもありません。
また、Global EQを利用すれば、環境に応じて音を調整することも可能です。
ですので、Fender Mustang GTXを1つ持っていけば、どこでも自宅と同じ音で演奏することができます。
理由③操作が簡単
Fender Mustang GTX50を選んだ理由のひとつは、『使いやすさ』です。
このアンプでは、Fender Toneというアプリを使って操作できるため、音作りが非常にシンプルです。
このアプリを通じて、アンプの設定やエフェクターの配置、順番の変更などを直感的に行うことができます。
数値を細かく調整しながら、自分好みのサウンドを手軽に作り出すことができます。
Mustang GTXシリーズは、初心者から上級者まで、誰でもストレスなく操作できる使い勝手の良さが魅力です。
理由④手で持ち運べる重さとサイズ、耐久性もある
僕がMustang GTX50を選んだ理由の4つ目は、手で持ち運べる重さとサイズで耐久性があることです。
Mustang GTX50は約8kgです。同じ50Wの真空管アンプ(Fender Bassman LTDだと約24kg)に比べて1/3程度とすごく軽量です。
さらに、Mustang GTX50には持ちやすいグリップも付いており、移動中の取り扱いが便利です。
また、エフェクターを持ち運ぶ必要がないため、持ち運ぶ機材の数を減らすことができます。
これにより、どこへでも自分のサウンドを持ち運ぶことができます。
僕自身、ホールや野外ステージに何度も持ち運びましたが、壊れることなく使い続けています。
Mustang GTXシリーズは持ち運びが容易であり、また耐久性も十分なアンプです。
理由⑤予算が5万円程度
僕がギターアンプを探す上で、予算は5万円くらいと決めていました。
Sound Houseとかで5万円前後のアンプって結構ありますが、今まで見た条件であれば、必然的にFender Mustang GTX50となります。
5万円前後のギターアンプの比較対象は?
購入を検討する際に私が比較したギターアンプは以下の3つです。
- Fender Mustang GTX50
- YAMAHA THR10
- BOSS KATANA-50
YAMAHA THR10は、コンパクトで持ち運びが容易なデジタルアンプで、高品質なサウンドで知られています。ただし、ステージでの使用を考えると、5Wのスピーカー2つではパワーが不足していると感じました。
BOSS KATANA-50は、豊富なエフェクト機能とシンプルな操作性が特徴です。しかし、同時に使えるエフェクトが3系統しかなく、また、55種類のエフェクトに限定されています。
これに比べて、Mustang GTX50は音作りの自由度が高く、多彩なエフェクトを同時に使用できると感じました。
価格帯やデジタルアンプ、内蔵エフェクターなどの条件で比較してみると、5万円程度の予算であれば、僕にはMustang GTX50が最も適したアンプだと感じました。
Fender Mustang GTXシリーズを選ぶ3つメリット
ギターアンプにFender Mustang GTXを選ぶメリットは次の3つです。
それぞれ詳しく解説します。
メリット①初心者でも、プロの設定をダウンロードできる
『アンプ買ったもののどういう設定をしたらいいのかわからない・・・』という初心者の方でも、Fender Tone アプリを使えばプロギタリストが作った設定をダウンロードすることができます。
L'arc~en~CielのギタリストkenさんやLuna seaのギタリストINORANさんが作った音をそのまま使うこともできます。
『自分で音作りする自信がない・・・』っていう人でも簡単に音作りをすることができます。
メリット②Bluetooth対応で、音楽を流しながら練習ができる
Mustang GTXの強みは音作りだけではありません。
Bluetoothでスマートフォンと簡単に接続できるため、お気に入りの音楽をストリーミング再生することができます。
Mustang GTX50あれば楽曲の練習も簡単
Mustang GTX50を使えば、自分の練習したい曲を流しながらギターを弾くことができます。
自分の演奏と原曲を比較しながら練習するとができますね
Mustang GTXはギターの練習にも使いやすいアンプです。
メリット③USB出力があるので、録音も簡単にできる
Mustang GTXの特長の一つは、USB端子搭載で簡単にパソコンと接続できます。
ギターをやっているといずれはDTM(曲作り)もやってみたくなると思います。
また、ギターの上達のためには自分の演奏を録音して客観的に聴くことが近道です。
このアンプはオーディオインターフェースが不要で録音もできます。
オーディオインターフェースは、安いものでも1万円くらいしますが、Mustang GTXを使えば、それが不要です。
こういった費用を節約しつつ、ギターの上達速度を上げたり、音楽制作を楽しむことができます。
Fender Mustang GTXシリーズを選ぶデメリット
Mustang GTXシリーズのデメリットは2つあります。
1つずつ解説します。
デメリット①スマホから予期せず音が出てしまう
電源をつければ簡単にBluetoothで接続できることがメリットでもあります。
しかし同時に、ライブやコンサートの途中にスマホの着信音がなってしまうことがデメリットです。
僕もリハーサル中に、電話の着信音が爆音で流れたことがあります。
本番には、スマホのBluetoothをオフにしましょう・・・・。
デメリット②別売りのフットスイッチがないと不便
このMustang GTXシリーズには別売りのGTX-7というフットスイッチがあります。
正直、このフットスイッチがなければライブやコンサート中には不便です。
音の切り替えやチューナーの起動など、ライブ中に必要な操作をスムーズに行うには、このGTX-7が必要です。
Fender Mustang GTX50を3年間使ってみた感想
以上の理由から、Mustang GTX50を3年以上使ってみた感想がこちらです。
それぞれを解説します。
Mustang GTX50のレビュー①音作りは簡単で直感的
Mustang GTX50を初めて使ったとき、まず感じたのは「操作が直感的で、他のユーザーのサウンドも簡単に入手できる」ということでした。
普通のアンプと同じ感じでツマミを操作して行うことができますし、無料のFender Toneアプリからアンプやエフェクターを選んだりできます。
また、他のユーザーが作った設定もダウンロードすることができます。
直感的な操作感で、簡単に高クオリティの音作りができるのがMustang GTXシリーズの強みです。
Mustang GTX50のレビュー②ライブやコンサートでPAとの接続も簡単
Mustang GTXシリーズなら、背面にXLRアウトがついているのでPAと簡単に繋ぐことができます。
ギターアンプって基本マイク録りなイメージですが、アンプとPAを有線接続できるとメリットがたくさんあります。
会場によって違うマイクが用意されていたり、アンプのどの位置にマイクを置くかなど、マイク録りだと調整がシビアになってしまいます。また、マイク録りはどうしてもノイズが気になってしまいます。
一方でライン接続できるMustang GTXシリーズならPAとの接続が簡単で、ノイズレスのクリーンなサウンドを出すことができます。
しかも、自分のイメージした音と全く同じ音が会場から流れます。
最高ですね。
Mustang GTX50のレビュー③広い会場から狭いステージまで汎用性が高い
ここまでみてきた通り、Mustang GTXシリーズの強みは、汎用性の高さです。
150人規模のホールから野外ステージ、小さなライブ会場までこれ1台で十分です。
しかも、ヘッドホン端子やUSBアウトまで付いているので、自宅での練習や録音にも使えます。
こういったハード面で必要な機能を詰め込みつつ、使用できるアンプやエフェクターの数も多い。
Mustang GTXシリーズは『どこでも、いつでも戦力になる』汎用性の高いアンプです。
まとめ:Fender Mustang GTX50は1台でなんでもできる
Fender Mustang GTX50を選んだ理由、実際にライブやコンサートで使ってみた感想についてシェアしてきました。
- 僕がFender Mustang GTX50を選んだ理由
- 幅広い音楽スタイルに対応できるアンプだから
- 自宅でもステージでも使えるから
- 操作が普通のアンプと一緒で簡単だから
- 同じ出力のアンプに比べると軽量だから
- 実際にMustang GTX50を使った感想
- 音作りは簡単で直感的、クラウドからのダウンロードもできる
- ライブやコンサートでPAとの接続も簡単
- 広い会場から狭いステージまで汎用性が高い
- Mustang GTX50のメリット3つ
- 初心者でも、プロの設定をダウンロードできる
- Bluetooth対応で、音楽を流しながら練習ができる
- USB出力があるので、録音も簡単にできる
- Mustang GTXのデメリット2つ
- Bluetoothで簡単に繋がってしまうのでスマホから予期せず音が出る
- 別売りのフットスイッチを買った方がより使いやすい
Mustang GTX50は5万円くらいしますが、直感的で簡単なセットアップができること、いつでもどこでも対応できる汎用性の高さから価格以上の価値を感じることができるギターアンプです。
3年以上使いましたが、いつでも、どこでも使える最高のアンプです。
Mustang GTX50の購入を迷っている人は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。