MXR M80 Bass D.I.+ についてレビューします。
MXR M80 Bass D.I.+は、ベースプレイヤーにとって定番のプリアンプ兼ダイレクトボックスで、その使いやすさと高品質なサウンドで多くのミュージシャンに支持されています。
ちなみに、僕はピックアップをDIMARZIO / DP123に交換したFenderメキシコ製のジャズベースにこのM80を繋いで使っています。
本記事では、私が7年以上にわたりこの機材を使用した経験から、その実際の使用感やサウンドについて詳しく解説します。
MXR M80 Bass D.I.+
目次
『MXR M80 Bass D.I.+』の特徴・外観
MXR Bass M80 D.I. +は、スタイリッシュでかっこいい見た目してます。
デザインは、黒を基調としています。つまみは以下の通り。
コンパクトなサイズですが、スイッチの間隔も適度にあり、踏み間違いはありません。
MXR Bass M80 D.I.+の特徴は以下の通り
1つずつ解説します。
プリアンプとエフェクターとダイレクトボックスを兼ねた多機能性
MXR Bass M80 D.I.+はダイレクトボックスですが、プリアンプとして、また、ディストーションとして優秀で多機能です。
ベーシストなら、これとチューナー1台持ってけばなんとかなります。
イコライザーの調整が簡単で積極的なサウンドが作れる
MXR Bass M80 D.I.+はBASS、MIDDLE、TREBLEの3バンドイコライザーがあります。
各イコライザーを細かく調整することで自分好みのトーンにすることができます。
また、イコライザーの効きがよく、初心者でもわかるくらい音の変化を感じることができます。
簡単にドンシャリサウンドにできるColorスイッチ
本体にちっちゃいスイッチがありますが、これはCOLORスイッチです。
押すだけで簡単にドンシャリになります。
音作りに迷ったときは、とりあえず押してみるのがオススメです。
ガシガシ踏んでも壊れない丈夫さ
僕は、このMXR Bass M80 D.I.+を7年以上使ってますが、裏面のゴム足が外れたこと以外、不具合も故障もありません。
ベースのケースのポケットに入れて持ち運びしてますが、全然壊れないです。
『MXR M80 Bass D.I.+』のメリット・いいところ
MXR Bass D.I.+を7年以上使ってきた僕が感じているメリット・いいところを解説します。
簡単にカッコいい音が作れる
M80 Bass D.I.+はどんなベースを繋いでもいい音がします。
全てのイコライザーをフラットにして、COLORスイッチを押すだけでドンシャリのカッコいいサウンドになります。
僕のオススメの使い方は、
『イコライザーをフラットにして、COLORスイッチをオン』
『そこから音がモコモコすればBASSを削る、音が埋もれてたらMIDをあげる。』
正直Highはあまり触りません。耳が痛かったらちょっと下げる。MIDをあげても聞きずらければちょっとあげるって感じです。
あんまりブリブリなベースが好みじゃないのでこれくらいがちょうどいいです。
簡単にカッコいい&聞きやすい音が作れます。
ライブ会場でも自宅でもどこでも使える
このM80 Bass D.I.+ですが、3つの出力があります。
ダイレクトアウトからPAと直つなぎしつつ、アウトプットからモニターとしてアンプやスピーカーに繋ぐなんてやり方もできます。
また、電源はファントムもコンセントも両方対応しているので、どんな場所、ステージでも対応できます。
どこでも、自分のサウンドをそのまま持って行けるのでオススメです。
コスパが高い
このM80 Bass D.I.+は、ダイレクトボックス、プリアンプ、ディストーション(エフェクター)の3つの役割を持っていながら、3万円以下とコスパが高いです。
よく競合相手とされるサンズアンプもおよそ4万円しますし、ampegのプリアンプも同じくらいします。
ダイレクトボックス・プリアンプ・エフェクターの3つの機能がありながらこの価格はお買い得です。
『MXR M80 Bass D.I.+』のデメリット・気になるところ
M80を使ってみて気になるところはこんな感じ
解説します。
ちょっと重たい
このM80 Bass D.I.+ですが、ちょっと重いです。
コンパクトですが、1kg以上あります。
気をつけてもたないと落とすと大変なことになります。(床が)
とはいっても、重たいだけあって丈夫で、ステージに直置きしても滑って動くこともありません。
イコライザーに癖がある
イコライザーにちょっと癖というか・・・。
3バンドイコライザーのMIDですが、僕のイメージ的にはハイミドルって感じです。
ドンシャリにしたくてミドルを下げるとあんまりいい音がしません。(ドンシャリにするならCOLORスイッチオンしましょう。)
むしろ、ハイよりの音域なのでガンガンあげたほうが音がしっかりするイメージです。
『MXR M80 Bass D.I.+』の競合製品との比較
MXR M80 Bass D.I.+の競合製品との比較です。
SansAmp Bass Driver DI
サンズアンプのBass Driver DIも有名なダイレクトボックスですよね。
M80 Bass D.I.+と同様に、プリアンプ機能やディストーションがあります。
サウンドの調整幅としては、M80 Bass D.I+のほうが広いと思います。
M80 Bass D.I.+と比べると自然で温かみのあるサウンド
一般的にサンズアンプのBass Driver DIは、M80 Bass D.I.+よりも自然であたたかいサウンドと言われています。
ロックやメタル系ならM80 Bass D.I.+が向いているし、ポップスならBass Driver DIが向いていると思います。
AMPEG SCR-DI
ベースアンプメーカーのアンペグが販売しているAMPEG SCR-DIです。
やっぱり、アンペグらしい音が出ることが特徴です。
アンペグ好きな人はこっちの方が馴染みがあると思います。
『MXR M80 Bass D.I.+』のレビューまとめ
MXR M80 Bass D.I.+についてレビューしました。
MXR Bass M80 D.I. +は、プリアンプとディストーションを組み合わせた多機能なベース用ダイレクトボックスです。
簡単にカッコいい音が作れるだけでなく、どこでも使えます。
また、3万円以下という手頃な価格帯でありながら、丈夫な筐体と高品質でカッコいいサウンド。
まさに、コスパ最強のベース用ダイレクトボックスです。
総合的に言えば、MXR Bass M80 D.I. +は多機能性と使いやすさを兼ね備えた優れたベースエフェクターであり、幅広いベーシストにとって価値のある機材です。
MXR M80 Bass D.I.+