今回は、FenderのGTX-7フットスイッチに焦点を当て、その機能や利点について詳しく解説します。
GTX-7は、Mustang GTXシリーズ、GTシリーズと組み合わせて使用され、演奏の柔軟性や操作性を向上させるためのフットスイッチです。
この記事では、GTX-7を3年以上使っている僕が、基本情報から購入のメリット、実際の使用感想までを解説していきます。
Fender GTX-7(フットスイッチ)
このGTX-7は、Fender Mustang GTX/GTシリーズ用のフットスイッチです。
Mustang GTX50については以下の記事でレビューしていますので、気になった方は以下の記事もチェックしてみてください!!
目次
Fender GTX-7の基本情報
GTX-7はMustang GTXシリーズ、GTシリーズに対応しているフットスイッチです。
- しっかりと踏み込んだ感があるスイッチ
- コンパクト&超軽量
- マルチプルLEDディスプレイ搭載で暗くてもみやすい
しっかりと踏み込んだ感があるスイッチ
GTX-7のスイッチはバネが強めのしっかりとした感触のあるスイッチです。
スイッチの間隔も5.5センチくらいあります。
足のサイズが27センチと少し大きめの僕の足でも踏み間違えや同時に押してしまうこともありません。
マルチプルLEDディスプレイでみやすい
マルチプルLEDディスプレイなので、ライブやコンサートなど薄暗い場所でもしっかり見えます。
今、自分がどのプリセットなのか?どのモードを使っているのかもしっかり確認することができます。
また、このディスプレイはチューナーにもなるので、ライブ中のチューニングもしっかり行うことができます。
Fender GTX-7の主な機能と操作方法
GTX-7には7つのスイッチがあります。主な機能は以下の通り
PRESET、EFFECTS、LOOPERのモード切り替え
GTX-7は、PRESET、EFFECTS、LOOPERの3つのモードを切り替えることができます。
このモードによって、下の5つのボタンとディスプレイに表示される内容が変わります。
長押してチューナーモードにできる
また、このボタンを長押しすることで、チューナーモードに切り替えることができます。
GTX-7に搭載されているチューナーは、一般的なおまけとしてついているチューナーとは異なり、高い精度でチューニングを行うことができます。
LED画面による表示も見やすく、演奏中に簡単にチューニングできます!
アンプに登録したプリセットの切り替え
GTX-7の下の5つのボタンはプリセットの切り替えをするボタンです。
プリセットは、GTX-7が事前に設定されたサウンドやエフェクトの組み合わせを保存しておく機能です。
各プリセットは、特定のギターサウンドやエフェクトチェーン、チャンネル設定などを含んでおり、演奏中にそれらを瞬時に呼び出すことができます。
例えば、ライブやコンサートの中で、曲の進行に合わせてさまざまなサウンドを使い分けることができます。
1曲の中にクリーントーンが必要だったり、歪んだ音が必要だったりを切り替えることができます!
これにより、曲の雰囲気や演奏シーンに応じて、素早く適切なサウンドを切り替えることができます。
GTX-7は、複数のプリセットを記憶し、使用者が必要なサウンドを簡単に呼び出せるように設計されています
BANKの変更
GTX-7の左上のボタンでBANKの切り替えができます。
GTX-7で操作するプリセット(アンプ、エフェクターの設定)を5つずつセットにしたものを指します。
例えば、異なる曲や演奏スタイルごとに異なるバンクを設定し、必要なサウンドを素早く呼び出すことができます。
GTX-7は複数のバンクをサポートしており、使いやすい操作性を提供します。
このように、GTX-7を購入することで、Mustang GTXシリーズのアンプの機能を最大限に使うことができます。
空間系ペダルのタップテンポの変更
GTX-7では、空間系ペダルのタップテンポが変更できます。
これはMustang GTXシリーズのアンプでも可能ですが、演奏中にそんなことできないですよね。
GTX-7を導入することで、『今のテンポ』にタップテンポを合わせることができます。
GTX-7を購入するメリット
GTX-7を購入するメリットは、GTX50などのアンプの機能を最大限に利用できることです。
- 演奏中のプリセット変更が可能
- エフェクター、チューナーのオンオフ操作が可能
- 最長60秒のルーパー機能が利用可能になる
以下で詳しく解説します。
演奏中のプリセット操作が可能
Mustang GTX50では、回転式のスイッチを回してプリセットを切り替える必要がありますが、ライブ中にそんなことできませんよね。
ライブでは、素早く異なるサウンドに切り替えることが求められます。
GTX-7では瞬時にプリセットを変更し、演奏の流れに合わせて適切なサウンドを呼び出すことができます。
これにより、ライブ演奏中でも柔軟かつスムーズにサウンドを変化させることができます。
エフェクター、チューナーのオンオフ操作が可能
GTX-7のEFFECTSモードにすれば、プリセットの中のエフェクターのオンオフ操作が必要になります。
ある曲のここだけブースターをオンにしたいなど、状況に応じて、特定のエフェクトをオンにすることが可能です。
プリセットの中の、どこにどのエフェクターを設定しているかを覚えておく必要がありますが、練習をしていれば対応できるはずです。
最長60秒のルーパー機能が使用可能に
GTX-7でルーパーを使用することができます。
Mustang GTXシリーズなら最長60秒のルーパーを使えます。
ルーパーを使って練習をしたり、新しいソロのアイデアを考えたりできます。
GTX-7を購入するデメリット
デメリットというか、このGTX-7ですが、Fender Mustang GTXまたはGT(生産終了)シリーズしか対応していません。
ですので、Mustang GTXシリーズを購入した人だけしか使えません。
Fender GTX-7を実際に使ってみた感想
GTX-7を購入して3年ほどになります。
最初の半年はMustang GTX50単体で使っていました。GTX-7を買う前は曲ごとにプリセットをアンプのつまみを回して切り替えてましたが、回しすぎたりして、せっかく作った音を間違えたりしていました。
GTX-7を導入してからは、演奏中でもプリセットの切り替えやエフェクターのオン/オフが可能になり、演奏の幅が格段に広がりました。また、足元に配置されたチューナーも見やすくなり、演奏中にチューニングを行うことが簡単になりました。
タップテンポの変更が地味にいい
いろんな曲を演奏していましたが、練習やリハーサルと本番で全く同じテンポということは少なかったです。(打ち込みしている人は同じですけどね。)
ドラムの人も基本的に同じテンポで叩いてくれますが、全く同じって難しいですよね。
GTX-7を使った演奏中のタップテンポの変更は地味役に立ちます。
ルーパーの使用でギタースキルも上がります
さらに、ルーパーを活用することで、練習の効率が飛躍的に向上しました。
ルーパーを使ってパートやフレーズを録音し、それを再生しながら演奏することで、即興演奏やアドリブにも対応できるようになりました。
これにより、ギタースキルの向上を実感することができました。GTX-7の導入は、私の演奏体験を大幅に向上させることができました。
Fender GTX-7のレビューまとめ
Fender GTX-7について本音でレビューしてきました。
メリットとデメリットについては以下の通り。
使用感は以下の通りです。
- しっかりと踏み込んだ感があるスイッチ
- コンパクト&超軽量
- マルチプルLEDディスプレイ搭載で暗くてもみやすい
タップテンポが足元で設定できるのがいいですね。あとは、ルーパーで練習するとアドリブ力が上がります。
Mustang GTX単体では、出しきれていない機能を全部使えるようになって、この値段なら、価格以上の価値を感じます。
気になった方は、ぜひ、チェックしてみてください!